2023/04/30

包装資材で注意すること

デザイン

消費者に手に取ってもらえるパッケージデザイン制作するためには、インパクトがあるデザインにするだけでなく包装資材選びも重要です。商品や目的に合わせた包装資材を選ばないと、中身の商品が劣化する可能性があります。また売り場に合わせた包装資材を選ばなかったら、消費者に見てもらえないこともあるでしょう。本記事では、包装資材の注意点について解説します。
 

 

【種類別】包装資材の特徴と扱う上での注意

包装資材を選ぶ際に素材の特徴や注意点を知らなければ、商品に合った包装資材を選べません。種類別によく使われている包装資材の特徴と注意点をご紹介します。

 

PP ポリプロピレン

ポリプロピレンはプラスチックの一種です。軽くて耐熱性があるため、日常でよく使用されています。110~130℃まで耐えることができて油にも強く、揚げ物などの惣菜の入れものとして利用されることが多いです。電子レンジでの数分程度の温めなら問題ありませんが、長時間の電子レンジ使用やオーブンでの調理するのには使用できません。

PPF CTポリプロピレン+フィラー入

ポリプロピレンに無機物とポリスチレンを混ぜたプラスチックです。弁当の容器や惣菜の入れものに使用されていることが多いです。130℃まで耐えられて油にも強いです。ポリプロピレンと同様で数分の電子レンジ使用は問題ありませんが、長時間の使用やオーブン調理には適していません。

 

MFP マルチFP(耐熱・耐寒ポリスチレン)

MFPは耐熱性と耐寒性を兼ね備えたポリスチレンです。耐寒性にも優れているため、冷凍にも使用できる特徴があります。冷凍から電子レンジ加熱までと幅広い用途で使用でき、よく使われている包装素材です。弁当容器や丼物をいれるのに使われていて、130℃くらいまで耐えることができます。数分なら電子レンジで温められますが、長時間の電子レンジ使用やオーブンの調理には向いていません。

 

OPS 二軸延伸ポリスチレン

ポリスチレンを伸ばして、強度を強くしたのがOPSです。ポリスチレンと比べると透明性や光沢性があります。強度は強くなりましたが、耐熱温度は85℃までとポリスチレンより

劣ります。惣菜の容器などで使用されることが多いですが、電子レンジで数分の温めも推奨されていません。また油にもそこまで強くないため、油脂で変質、変形する可能性があります。

 

UF 低発砲ポリスチレン

低発砲素材は非発砲素材に比べて非常に軽く、強度も優れている素材です。低発砲ポリスチレンは通常のポリスチレンよりも軽い特徴があります。よくパーティー用の皿やオードブル容器に使われています。耐熱が85℃までのため、電子レンジやオーブンでの使用は推奨されていません。また油にも弱く油分の多いものや熱いものを入れると、変質や変形する可能性があります。

 

PSP 発泡ポリスチレン

ポリスチレンを高発砲させた素材です。とても軽く、クッション性に長けています。また保温性、断熱性も兼ね備えていて、素材にはパールの光沢が入っています。よく肉や魚のトレーとして使われています。耐熱温度は85℃のため、電子レンジやオーブンでの使用は禁止されています。

HIPS ハイインパクトポリスチレン

主に寿司の皿に使用されている素材です。絵柄があり、高級なデザインにされているとこがほとんどです。ポリスチレンにゴムを混ぜ合わせて衝撃に強くしています。またフィルムをラミネートして、油に強くしていることが多いです。衝撃や油には強いですが、耐熱性は兼ね備えていないため、電子レンジやオーブンで使用することはできません。寿司ではたまにゆずの皮などをのせることがありますが、柑橘系の皮に含まれるテルペンによって変形や変質を起こす可能性があるため、注意が必要です。

LDPE 高圧ポリエチレン

一般的に使用されているプラスチックフィルムがLDPEです。手触りがよく、しわになりにくい特徴があります。チャックつきの袋に使用されています。

 

HDPE 中低圧ポリエチレン

HDPEはレジ袋などの使用されている素材です。不透明でさわり心地はLDPEと違い、柔らかくなくパリパリとしています。強度が高く引っ張っても伸びるなどの変形はしません。

 

PVDC ポリ塩化ビニリデン

PVDCは薄いフィルム素材で、ラップなどに使われています。他のプラスチック素材と異なり、気体や水蒸気を通しにくい特徴があります。

 

IPP インフレーションポリプロピレン

IPPはポリプロピレンのフィルムで、伸ばす加工を行っていないものです。LDPEよりも透明度が高いです。さわり心地は硬くパリパリとしています。また表面が滑りやすいため、商品を入れやすいですが、一方で滑りやすいために積み重ねには弱いです。パンの袋などの使用されていることが多いです。

 

まとめ

包装資材についての注意点を種類別にご紹介しました。パッケージデザインは商品の売れ行きを左右する重要な要素です。商品に合った素材を選ぶことで、より訴求力の高いパッケージデザイン制作ができるでしょう。

弊社は、専属デザイナーがいるパッケージデザインを得意とした資材・包材商社です。包装資材のご相談も弊社では承っております。パッケージデザイン・制作をお考えの方は、ぜひ株式会社エヌエーシーへお任せください。

CONTACTお問い合わせ

デザインか包装資材か
貴社の状況に合わせて選べます。