2023/03/31

包装資材の歴史とは?

デザイン

いつから包装という文化が始まったご存知でしょうか。今では商品を購入したら包装されているのが当たり前ですが、昔はそうではありませんでした。買い物したらもらえるビニール袋ができたのは、1970年代とことです。ビニール袋は再利用できて丈夫ですが、実はできたのはここ最近の話です。この記事では、包装資材の歴史について解説します。

 

 

日本での包装の始まり

日本での包装の始まりは奈良時代だといわれています。布で包むことを習慣としていました。江戸時代には風呂敷が広まります。日常的にものを運ぶ際やお祝い事でプレゼントするときなどに風呂敷や布を包むようになりました。

包むという文化は日本ならではの文化で、他の国ではあまりみられません。包むという文化は、商品の包装にも活かされています。世界からみても日本の包装技術は優れていて、一つひとつ個包装になっているように、手間をかけて包装されていることがほとんどです。

海外では、入れるだけで丁寧に包装することはあまりありません。日本の「包む」文化や「おもてなし」の心が包装にも表れていて、海外から日本の包装が賞賛されています。

 

【時代別】包装資材の歴史

包装資材の歴史を時代別にご紹介します。

紀元前

紀元前4000年頃から「麻布」の使用が確認されています。中国から麻布が伝わって、日本にも存在していました。このころは包装に使われていたかはわかりません。しかし麻布が存在していたため、包装に使われていた可能性があります。

縄文時代

縄文時代から稲作が始まったため、「藁」の存在が確認されています。藁を包装資材として使用していたかは、はっきりしていませんが藁を編んでいたため、包装として使用されていたのではといわれています。

奈良時代

奈良時代では「紐」や「縄」の使用が「日本書紀」に記されています。また布で包む文化が始まったのも奈良時代です。贈り物を包むのにも日常で物を運ぶのにも布で包んでいました。

鎌倉・平安時代

鎌倉・平安時代には「樽」や「桶」を包装に使用していました。日本で樽が使用されたのは鎌倉時代からですが、古代ヨーロッパでは3世紀から使用されていました。桶は陶磁器や漆器の代わりに利用されていました。

 

【種類別】包装資材の歴史

今でも使われている包装資材の歴史を種類別にご紹介します。

 

風呂敷

2000年代に入ってから風呂敷ブームがありました。環境に配慮し、おしゃれな包装として海外でも話題となりました。風呂敷の始まりは、平安時代以降です。着物などの衣服を布で包んで持ち運んでいました。「風呂敷」の名ができ、広まったのは江戸時代のことです。

 

紙袋

紙袋が日本で出てきたのは大正時代のことです。アメリカでは1923年にすでにメーカーが紙袋を制作していました。アメリカを参考に日本国内でも紙袋の制作を始めました。始めから上手くいったわけではなく、何度も試作を重ねて紙袋制作を成功させました。

紙袋は瞬く間に広がりましたが、当時は、現代のように商品に使われていなく、セメントを入れる専用の袋として制作、商品化されました。セメントの需要が高く、セメントのために紙袋が制作されたのです。

ビニール袋

塩化ビニール樹脂を使用した袋がビニール袋で、プラスチックでできています。私たちがビニール袋と呼んでいる袋は実はビニール袋ではなく、「ポリ袋」です。スーパーやコンビニで提供されていたのはポリ袋ですがビニール袋のほうが歴史は長いため、プラスチックでできた袋全般をビニール袋と呼んでいるのです。透明の袋で強度があり、耐久性や柔軟性を持ち合わせています。同じプラスチックでできたポリ袋に比べて分厚く、強度が強いです。

ビニール袋が使用されるようになったのは1970年以降です。環境問題を考えて現在は、使用を控える場面が増えています。ビニール袋は燃やしたときに有害なガスが発生しますが、ポリ袋は発生しません。そのため、ポリ袋のほうが利用されています。また紙袋は水に弱いですが、ビニール袋は水に強いため、再利用や贈り物に適している特徴があります。

ポリ袋

ポリ袋は1975年以降にできて関西のスーパーで導入されたのちに、全国に広まりました。ポリ袋もビニール袋同様で、プラスチックでできていますが、ポリエチレンなどの合成分子が利用されているプラスチックでできています。

私たちが普段使っている袋のほとんどがポリ袋ですが、ビニール袋と呼んでいます。ポリ袋はビニール袋ほどではありませんが、丈夫でしわになりにくく再利用できます。環境のことを考えてビニール袋の使用を控え、ポリ袋が使われる場面が増えています。

 

まとめ

日本の包装文化の始まりや包装資材の歴史についてご紹介しました。包装の歴史は古いですが、デザインの歴史は浅いです。しかしながら商品が複数あり選べる現代では、パッケージデザインにこだわらないと、商品が売れません。

弊社は、専属デザイナーがいるパッケージデザインを得意とした資材・包材商社です。訴求力の高いパッケージデザインに仕上げるためのご相談も承っております。パッケージデザイン・制作でお困りの方は、株式会社エヌエーシーへぜひお任せください。

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