2022/08/29

パッケージデザインとは?重要性は?お客さんに欲しいと思わせる秘訣

デザイン

商品の顔ともいえるパッケージデザイン。パッケージデザインはお客さんの購入意欲を高める効果があり、売り上げに影響を与える大切な販促手段の一つです。ですが、効果的なデザインが作れず多くの方が悩まれている部分でもあります。この記事では、パッケージデザインの概要や効果的なパッケージデザインを作るための適切な制作手順について解説します。パッケージデザインを作る上で大切なポイントもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
 

 

①パッケージデザインの重要性

まずは、パッケージデザインの概要とその重要性について解説します。
 

パッケージデザインとは

パッケージデザインとは、お客さんの「欲しい」を生み出すためのデザインであるといえます。お客さんに欲しいと思われるデザインを作り上げるには、商品のブランドイメージを視覚的に分かりやすく伝えられること、同じ陳列棚にならぶ他社製品との違いがわかること、商品を購入することで得られる良い未来イメージをいだけることなどを要素としてデザインに組み込む必要があります。デザインというと色の組み合わせやイラストを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、パッケージ自体の形状や素材もデザインの一部に含まれています。形状については見た目で他社商品との差別化ができますし、バッグに入れやすいようなコンパクトな形状であればそれだけで手にとってもらえることでしょう。また、手触りもお客さんの気持ちに大きな影響を与えるため、商品に対する印象を左右する重要なポイントになります。色味やイラスト、形状や素材など、総合的な視点からお客さんの「欲しい」を引き出すことをパッケージデザインといいます。
 

パッケージデザインが重要な理由

パッケージデザインが重要な理由は、お客さんが商品を手に取る際にはじめに目に入るものだからです。パッケージデザインの良し悪しで、数ある商品の中から選んでもらえるかが決まります。また、開けてみなければ体験できない商品の場合、パッケージにある情報のみで買うかどうかを決めなければなりません。買ってもらえなければ売り上げに繋がることはありませんから、パッケージデザインの良し悪しが売れ行きに大きな影響を与えることは間違いないと言えるでしょう。実際に、デザインを変更することで売り上げに大きな違いが出た例は枚挙にいとまがありません。その他、運搬時に商品の衛生面を確保するための用途や表示義務内容や説明書きを記載する役割も担っています。
 

パッケージデザインで購買意欲を高める

商品が購入されるには、消費者に見つけてもらい、購入に値する商品だと感じてもらい、商品情報を正確に伝えることが大切です。それらの役割を果たすのがパッケージデザインです。ですので、安易な考えでパッケージデザインを作り上げてしまうと、適切に役割を果たすことができず、本来であれば獲得できたであろう売り上げを落としてしまう恐れもあります。本来の役割を果たすパッケージデザインを作り上げるために、実際にデザインを作成する際は、適切な手順を踏みながら構築していきましょう。
 

②パッケージデザインをつくる流れ

パッケージデザインをつくる際は、ヒアリング・情報収集・市場調査・ラフ案作成の流れですすめます。
 

ヒアリング

効果的なパッケージデザインを作るためには、販促する商品について深く知る必要があります。デザインの担当者がまず始めにとりかかるべきことは、商品製作者へのヒアリングです。ヒアリングで聞き出すべき具体的な項目としては、現在の状況・目標とする商品像・商品の強み・理想とする商品の購入者像をそれぞれ深掘りして伺っていきます。
 

現在の状況

まずは現在の状況からヒアリングを始めます。既存商品の売れ行きや企業の業界での立ち位置、新たに商品を作ることになった理由や背景、リニューアル商品の販売を検討している場合はその背景や前の商品の販売手段・販売場所などを聞いていきます。形式的なものにならないよう、販売者の熱量や想いまでを深堀できると良いでしょう。
 

目標とする商品像

続いて、目標とする商品像を伺います。現在の世の中がどのような課題を抱えており、新たな商品を手にすることで、将来のどのような変化が起きるのを商品に期待しているかを聞いていきます。目指す方向性によって、デザインの方針も変わっていきます。例えば強い悩みに対する解決策を打ち出すような商品であれば、明るいところだけをフォーカスしたデザインにするよりは、現在の暗い状態から明るい未来に向かっていくようなストーリーを感じられるデザインにすることで、お客さんの共感を得られやすくなります。目標とする商品像とそこに到達するまでの道のりまで聞くことができれば、より深い商品理解ができるようになるはずです。
 

商品の強み

さらに、商品の強みについて伺います。商品製作者が考える商品の強みは他社商品との差別化ポイントになりますので、メッセージとしてパッケージに直接取り入れる可能性の高い部分になります。ここで伺うメッセージがお客さんにまで届けば、ライバル製品からの乗り換えの可能性も生まれます。商品を手にしたお客さんに対して、購入する前なのにまるで自分も体験しているかのような感覚にさせられるかがポイントになります。化粧品などであれば「しっとり・もっちり」といった使用感が強みになるでしょうし、原材料にこだわりのある人であれば成分名やその配分量、原産地の記載なども商品の強みとして利用できます。
 

理想とする商品の購入者像

商品の強みが理解できたら、その商品を「誰に」使って欲しいのかも伺います。男性なのか女性なのか、若者なのか高齢者向けなのかなど、誰に向けたものなのかでもデザインの方針は変わってきます。幅広い年齢・性別の人に向けた商品であれば万人受けするようなデザインになるでしょうし、ニッチな顧客層を狙った商品ならその人たちだけが好みそうな独特なデザインにするべきです。
 

情報収集

商品についてのヒアリングが完了したら、情報収集にうつります。具体的には、商品名・素材・サイズ・色数・イメージについてです。会社によっては商品制作に規定が設けられている場合がありますので、できることの範囲を把握しておく必要があります。
 

商品名

商品名については、商品名の由来やロゴの有無についての情報収集です。商品名の背景を知っていれば、それを想起させるようなイメージをデザインに取り入れることができるかもしれません。また、商品ロゴが決まっていれば、全体のバランスを考えながらロゴを基準とした商品デザインを採用するケースもあります。
 

素材

商品によって適切な包装素材がありますから、把握できる範囲で確認をしていきます。素材によってデザインできる範囲が決まっている、商品を封入した場合の膨らみに合わせたデザインを考案することもあります。素材を活かしたデザインも考えられますので、確定事項ではなくてもおおよそのイメージはつけておきたいところです。
 

サイズ

パッケージデザインをイメージするのにどれほどのサイズが確保されているのかを確認しておくことは大切です。商品名と小さなロゴになるのか、キャッチフレーズやサブタイトルなどの文字も入れることができるのか、商品情報の記載箇所など、デザインの配置を検討するのに必要な情報です。
 

色数

商品によってはあらかじめ色数が決められている場合があります。ブランドイメージのカラーに合わせる、予算内で限られた色味の中でデザインを考案するケースもあります。指定のカラーコードなどがあれば先に伺っておきましょう。
 

イメージ

パッケージのイメージが社内ですでに検討されている場合、それも加味したデザイン検討も大切です。重厚感のあるデザイン、親しみやすいキャッチーなデザインなど、ヒアリングを続けながら、理想のデザインに近づけていきます。
 

市場調査

参考資料として、市場で出回っている類似商品のデザインの調査もおこないます。ライバル商品のチェックのために、実際の売り場を視察するのも手段としておすすめです。既存の自社商品とも比較しながら、デザインの最適解を探ります。
 

ラフ案作成

最後にイメージのたたき台となるラフ案を作成します。ヒアリングで伺った商品に込められた想いや購入者像を考慮し、情報収集で得た規定の範囲の中で、市場調査で得られた他商品との比較も交えながら、最終的なデザインへと落とし込んでいきます。
 

③デザインをつくる上で大切なこと

デザインをつくる上で大切な3つのポイントをご紹介します。
 

デザインで大切なのは問題解決

1つ目のポイントは、商品に関わる人の問題や課題を解決する手段がデザインであることです。商品を製品開発者が届けたい人に対して適切に届けること、悩みを抱える消費者に対して適切に商品を届けることがデザインの使命です。そのためには、課題や悩みを感じている人に対してしっかりとヒアリングすることが大切です。
 

消費者のトレンドをつかむこと

2つ目のポイントは、消費者のトレンドをつかむことです。現代の若者であれば、SNS映えするものに人気が出やすくスマホでの商品購入が当たり前になっています。他の世代であればまた違った購入行動が考えられますから、世代ごとに注目されているコンテンツに対するアンテナを立てておくと良いでしょう。
 

国策としてのトレンドをつかむこと

3つ目は、国策のトレンドをつかむことです。最近ではリサイクルや持続可能性について注目されることが多く、企業を後押しする補助金なども増えています。国策のトレンドにあったデザインを考案することで、担当者の背中を推せる提案ができるはずです。
 

④まとめ

パッケージデザインの重要性について解説しました。パッケージデザインは商品の第一印象を決める大事な販促方法です。売上を左右しかねないものでもあるため、制作の際は慎重に進めていきましょう。この記事が、効果的なパッケージデザイン制作の参考になれば幸いです。

記事でご紹介した基本的なポイントをおさえつつ、より効果的なパッケージデザインに仕上げるためのご相談も弊社では承っております。パッケージデザイン・制作なら株式会社エヌエーシーへお任せください。

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